マウスピース矯正(インビザライン矯正)に向いている人・向いていない人
マウスピース矯正(インビザライン矯正)に向いている人・向いていない人
マウスピース矯正(インビザライン矯正)は、従来のワイヤー矯正と異なり、目立たず快適に治療を進められるというメリットがあるので検討している方も多いかと思います。しかし、適しているかどうかは、患者様の歯並びや生活スタイルに大きく左右されます。
このページでは、マウスピース矯正(インビザライン矯正)が向いている人と向いていない人についてご紹介します。
当院では、無料相談を実施しておりますので、インビザライン矯正を検討中の方はお気軽にご相談ください。
歯列矯正において、抜歯の有無は重要な選択となります。前歯を効果的に後退させるためには、第一小臼歯を上下左右で計4本抜くことが一般的です。
一方で、抜歯せずに前歯を後ろに移動させるには、奥歯から前歯までの微細な位置調整が必要です。この場合、奥歯をさらに奥へ移動させる必要があります。
ワイヤー矯正では動かせるスペースを確保してから移動しないといけませんが、インビザラインはスペースを確保せずに後方へ移動させることができます。
そのため、非抜歯での矯正治療が可能となります。
さらに、当院のインビザライン矯正は、治療前に3Dのシミュレーションで治療後の歯並びを確認でき、計画通りの結果を目指すことができます。
歯根の方向が大きくずれている場合、インビザラインではその修正が難しいことがあります。インビザラインは水平方向の移動は得意としていますが、斜めになっている歯を正しい方向に立て直す移動は苦手としています。
そのため、多少の歯のずれや重なりなどは治療可能です。
それでも実際には、カウンセリングに訪れる方の約9割はインビザラインで問題なく治療が可能であり、治療期間もワイヤー矯正と同等です。さらに、必要に応じてワイヤー矯正を併用することで、インビザラインの適用範囲を広げることができます。
インビザラインのマウスピースは、適切な自己管理が重要となります。
インビザラインは着脱が可能なマウスピースを使用するため、「好きな時に外せる」と誤解する方もいますが、実際には1日22時間の装着が必要です。食事や歯磨きの時間以外は装着するルールを守れる方は、インビザラインに適しています。
マウスピースの交換時期は、歯並びや歯の移動速度によって異なります。交換時期を誤ったり、交換を怠ったりすると、歯が正しく移動しないため注意が必要です。指示に従って、適切な時期に交換できる方は、インビザラインに向いています。
インビザラインのマウスピースは、早ければ1週間程度で新しいものに交換しますが、日々のケアが重要です。食事や歯磨きの際に外したマウスピースは必ず洗浄する必要があります。専用の洗浄剤を使うことで、効果的に汚れを除去できます。こうした細かなケアを怠らない方は、インビザラインに適していると言えます。
これまで、インビザラインに向いている人について説明してきましたが、逆にインビザラインが向いていない人も気になりますよね。
基本的には、インビザラインに適した人の条件を満たせない場合が該当します。
特に、マウスピースの正しい使用や管理ができない方、つまり装着時間や交換時期、日々のお手入れを守れない方は、インビザラインに向いていないと言えます。
もちろん、実際に治療を始めてみなければ分からないこともありますが、そもそも固定式の装置の方が良いと感じている場合は、無理にインビザラインを選ぶ必要はありません。カウンセリングの際にご相談ください。