前歯のガタガタは矯正するべき?
前歯のガタガタは矯正するべき?
「口をあけて笑うと、前歯がガタガタしているので気になる…」とお悩みの方はいませんか? 前歯のガタガタは、見た目が気になるだけでなく、お口の健康や全身にも悪影響を及ぼす可能性があります。今回は、前歯がガタガタになってしまう原因やリスクについて、詳しくご説明いたします。 前歯がガタガタになってしまう主な原因は、大きく分けて4つあります。
顎の大きさと歯の大きさのバランスが合わず、前歯がガタガタになってしまうことがあります。 たとえば、顎が小さく歯が大きい場合は、並ぶスペースがないためガタつきがでてしまいます。または顎は平均的な大きさでも、歯が大きい場合、前歯がガタガタになることもあります。 顎の大きさと歯の大きさの不一致により、歯並びが乱れてしまいます。
顎の形や歯のサイズは、遺伝による影響を受けることがあります。 歯並びが直接遺伝するわけではありませんが、親からの遺伝により骨格や歯の大きさが似て、同じような歯並びになることがあるのです。 そのため両親や親族の、顎が大きい小さい、歯が大きい小さいなど遺伝の影響を受ける可能性があります。
乳歯から永久歯への生え変わりのタイミングで、前歯がガタつくことがあります。 乳歯が早く抜けてしまったり、逆に長期間残っていたりすると、永久歯の生えるスペースがうまく確保できず歯並びが悪くなってしまいます。 また本来生えてくる場所と、異なる場所から永久歯が出てきてしまい、歯並びがガタガタになることもあります。
指しゃぶりや舌を押し出す癖など、日常の癖は歯並びに影響を与えてしまいます。前歯が前に押し出される、顎の成長を阻害されることがあります。 最初はきれいに歯が並んでいたのに、気づいたらガタガタになっていたという方は生活習慣が原因かもしれません。 指しゃぶり、下唇を噛む、舌を押す、口呼吸、頬杖などの生活習慣がある方は、歯並びが乱れてしまう可能性が高いです。
前歯がガタガタしていても原因を知り、適切な矯正治療を行うことで、綺麗な歯並びを取り戻すことが可能です。
前歯のガタガタを放置することで、このようなリスクが生じます。
ガタガタな歯並びでは、歯ブラシが届きにくい部分が多くなるため、汚れが溜まりやすくなります。 特に歯と歯が重なっている部分は磨き残しが発生しやすく、結果として虫歯や歯周病の原因になることがあります。
歯並びが悪いと、特定の音が発音しにくくなり、言葉が不明瞭になることがあります。 また噛み合わせが悪いと顎に負担がかかり、顎関節症になる恐れがあります。顎関節症とは、口を開けるときに痛みが出る、パキッと音がするなどの症状が現れます。 噛み合わせは全身にも関係があります。そのため原因不明の頭痛、肩こり、めまいなどのある方は噛み合わせが原因かもしれません。
歯並びがガタガタしていると「人前で口を開けるのが恥ずかしい」「マスクを取る勇気が出ない」などのコンプレックスを抱えてしまう方もいらっしゃいます。 歯並びがきれいになれば、このようなコンプレックスも解消され、人前でも自信をもって笑うことができます。
ガタガタの前歯は、早めに治療することが大切です。 横山歯科医院では、患者様一人ひとりの歯並びの状態に合わせて、最適な矯正治療をご提案いたします。
診断名 | 叢生 |
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治療名称 | マウスピース型矯正装置(インビザライン) |
年齢・性別 | 19歳 |
主訴 | 前歯のガタガタが気になる |
期間 | 2年6ヵ月 |
費用 | 858,000円(税込) |
治療内容 | 上下左右第一小臼歯4本抜歯して治療 |
治療に伴うリスク | 治療期間中の歯根吸収の恐れ/歯肉退縮歯がしみる・顎が痛くなる |